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銀星囲碁18 上手な利用方法 2018年02月02日
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この囲碁ソフトの開発はすでに18年もの歴史が有ります。
ハッキリしたところは不明ですが、朝鮮系の技術開発で何回もの改良を経て、今日の八段認定という強さにまで進化を遂げてきました。

前回の銀星17から、【深層学習】方式が採用されて、今までのモンテカルロ探索方式(銀星17以前のソフトが採用していた)からは、格段の進化を遂げました。

使い勝手は、天頂の囲碁と並んで好評の有るところです。

このソフトに附随している学習教材等も含めて、その上手な利用方法を数回に分けて解説して行きます。
No.3 2018年02月02日 
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第3回 自己研究としてのソフト活用

今の「深層学習」を組み込んだ囲碁ソフトでは、布石の研究がとても容易く出来る事に着目してください。

下記の添付写真を見てください。今対局モードは【あなた】VS【コンピューター】と為って居ますが、これを【黒・あなた】VS【白・あなた】という両方とも自分で打ち進める設定へと切り替える事が可能です。

そして自分で一手・一手打ち進めつつ色々な布石を試してみます。
ちなみに・・・【黒・コンピューター】VS【白・コンピューター】と両方ともコンピューター同士の自動対局にチェックを入れて、コンピューターがどんな手を打つのかを研究してみるのも、棋力向上にふさわしい利用方法です。

今回は銀星囲碁18内での自動対局を説明しましたが、Zen7と違って、銀星シリーズは同じソフトだけでなく他のメーカーのソフト(比較的新しいソフトに限りますが・・)とも、自動対局させる事が出来る機能が存在しますので、次回はそれを説明します。
No.2 2018年01月17日 
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第2回 銀星18の付録としての問題集⑥

DVDソフト・銀星囲碁18をパソコンにインストールすると、パソコン画面に「銀星囲碁18有段者用問題集6」と言うアイコンが、銀星対局ソフト用アイコンとは別に表示されている。
過去の銀星15では③銀星16では④銀星17では⑤という有段者用問題集が付録として付いていたから、今回も同じ形式で問題集が付いていると言う事だ。問題集の内容は過去全てが異なって居たので、今回もまた異なった内容の問題が、布石100問、詰め碁100問、手筋100問付いており、練習用として何度でも問題に挑戦できる。

天頂の囲碁シリーズでは、銀星の問題集よりも優しい内容(どちらかと言うと初心者用)で作ってあるが、此方は「有段者用」と言うだけの事は有り、正解を導きだすのにかなり難しいと感じる。

たとえば布石の問題に挑戦してみた場合、問題の何番が正解出来て、何番が間違った答えであったかの記録も残せるし、問題そのものをリセットする事で、覚え込むまで何度でも挑戦できる仕組みと為って居る。
No.1 2018年01月15日 
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第1回 銀星18のプロフィール

銀星と言う名前の囲碁対局ソフトを動かす思考エンジンは、北朝鮮コンピュタ―センター開発の(KCC囲碁)が、元となって日本のソフト発売会社に提供され、毎年そのロイヤリティーの支払いを続けていたものであるが、北朝鮮と日本の間で政治的な問題が起こった事で、10年以上前に縁が切れる形となった。
依って、現在は北朝鮮側からの技術的な手助けは全く無くなり、日本側でソフトの進化および改良等をしている事に為る。

次に、このソフトの動作環境を書き出してみる。

●(OS)  Windows 10/8/7
●(CPU)  Intel Core 2 Duo 2.4GHzマルチコアCPU
●(メモリ)4GB以上 8GBを推奨
●(ハード)800MB以上の空き容量

2014年3月発売の銀星15と、2016年3月発売の銀星16および、2016年12月発売の銀星17の3タイプの囲碁ソフトは、今回発売の銀星18との間で自動対局が可能と為っているが、それ以前のソフトについては銀星18との間でソフト通しの進化および強化のための深層学習の自動対局は行えない。

今回発売されたソフトは認定八段というかなり高い段位の為か、少し古いノートパソコンあたりにインストールして使うと、動作が遅い欠点が見えるので、デスクトップの高スペックでサクサク動かす事をお勧めする。三段あたりを設定して動かす分には15秒間隔でサクサク動き正解を出してくるが、七段・八段辺りを設定して対局に臨むと、一手に擁する動作が30秒は必要である。

銀星はソフト開発が既に18年近くも続き、年々進化を遂げており、平成29年度日本棋院から「八段認定免状」を取得している。
この日本棋院発行の認定免状の認定者5名の名前を見たが「井山祐太・小林光一・林海峰・趙治勲・依田紀基」の名前が連名で書かれていた。

対局用のDVDの他に有段者の為の問題集・布石と攻防等の付録的なDVDがもう一枚パッケージ内に入っており、それらもインストールするとパソコン画面には別々のアイコンが表示されるので、対局をする際は使い分ける必要が有る。
また、銀星では「通信対局機能」が備わっており、これを使用する事で、同じ銀星愛好家との無料通信対局が可能と為ってはいるが、この「通信対局ルーム」には対局希望者は全然見つからないので、購入者はほとんどこの機能を使わないのだと思う方が、変な期待を抱かずに済む。

此の囲碁ソフトには一枚一枚独立したシリアルナンバーが定められており、ソフトをインストールする際は、シリアルナンバーを打ち込むように要求される。一度シリアルナンバーを打ち込んでしまうと、他人のパソコンへのインストールは不可能と為るため、シリアルナンバーを打ち込まずにソフトを使い回す人もいるが、シリアルナンバーを打ちこまないで使うと、ソフトの進化を促す為のソフトとソフトを同時にパソコン画面に呼び出しての二つ並べた自動対局が不可能に為る事も珍しくない。此のことは次回以降の上手な利用法で説明して行きます。

写真に写っている銀星18以前のソフトは、今回発売の銀星18と同じ「深層学習機能」が付いているので、ソフト自体の中身はあまり変化していないが、ソフトの実力が今回は銀星最高の八段へ上がったということぐらいと思っても差し支えない。