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パンダネットでネット対局以外にも囲碁の世界を広げて行く為に、このコーナーでは(コラム)や(囲碁小説)等の創作類を各人各様に発表・投稿できますので、皆さま是非とも腕をふるってペン(否キーボードですかね…)をお取りください。 但し、過去にどこかで誰かがすでに発表されておられる物は、二重投稿や盗作等のトラブルの元とも為りかねませんので、その点は留意していただきたいと思います。引用箇所が有る場合は出典先を転記してください。 多くの皆さまからの投稿をお待ちしております。 |
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《PANDA村のコラム③》お相手はソフト打ち 家のポストへ営業パンフレットが入って居ました。 以前、ユー★ン という会社の通信教材を利用して或る資格を学んでいた処、私のパソコン履歴から私が囲碁好きというデータが流失してしまい、それ以来此の会社でも営業品目の一つとして囲碁通信講座が存在している処から、「最近の囲碁ソフトはAI機能を搭載していてとても使いやすく、またソフト自体も強くなっているので、ソフトで囲碁学習をしてみては如何ですか?」的な売り込みメールが、次々と勝手に手元に届くように成りました。 私の囲碁仲間内で囲碁ソフトで勉強している人もいるので、囲碁ソフトについてはそれとなく存じてはいるつもりです。 囲碁ソフトの事はAI機能の脅威的進化と言う事でテレビでも散々紹介されつくしました。 そんな訳なのでしょうか、このパンダ対局でも自分のレーティングを上げるためにソフト打ちを不正使用する輩が散見されるようになりました。 相手がソフトを使っているとは知らずに何度か私も痛い目にあわされましたので腹立たしい気持ちでいました。人間痛い目にあわされるとそれに対する免疫が出来上がり、「ははーぁ・・??こいつはソフトで打って居るな?」とすぐにソフト打ちのパターンを見抜けるようになり、そんな不正者とは打たないように用心するようになったのです。 先日囲碁仲間の家で其の人が手に入れたばかりの《Deep Zen Go 7》と言う最新版ソフトを経験させてもらいました。現在日本版囲碁ソフトではこれが最強と言われているそうです。 レーティング用に不正使用するのでは無くて、自己学習として家でソフトと対局してみるのであれば、色々な便利な機能も備えているので確かに棋力向上を謀る事は出来ると思います。 昔私の子供時代には、親から「漫画ばかり読んでいると馬鹿に成るからね!」と(冒険王)やら(漫画王)等の漫画本を取り上げられた記憶が有ります。学校でも漫画持ってくること禁止でした。 テレビが普及し始めると大宅壮一なる大評論家が「テレビ文化は人間を一億総白痴化してしまう」等とテレビの弊害を述べて居た事が有りました。 戦後の人々は漫画やテレビについて深く考えもせず、大先生の言う事だから・・・と納得していた節も在りました。 しかし、今の時代にそんな自説をブチ挙げようものならば大笑いされるのがオチです。 いまや子供の囲碁の能力は「ヒカルの碁」によって開花され始めた事は誰もが知って居ます。 漫画=馬鹿という図式に何の根拠も無かった訳です。それよりも今の子供達は漫画文化をとおして多くの知識を学んでいる事が多いことも確かで、時の政府さえ秋葉原のアニメ化に後押しをする始末です。 私はパンダ対局で明らかにお相手がソフト打ちをしているなと言う特徴をつかんだ時、対局時のチャットを通して「ソフトですか?私は構いませんが宜しくね!」と、失礼とは思いつつ声掛けをしてみます。すると相手は一瞬動作がとまり無言が続く場合も有るし、即座に切断してしまう場合も有ります。相手が「失礼な!」と怒る場合は、此方は勘違いを認めて素直に謝る次第です。 パンダ会員は其の数が多いので、どんなにソフト打ちの不正使用を事務所側が禁じても、世の中に真砂の砂が無くならないのと同じで、何パーセントかの確率でソフト打ちをする人は交じって居ます。それに此方がいちいち腹を立てて怒ってみたところで気持ちが疲れてしまうだけで何ともなりません。それよりも、ソフト打ちに出会えた貴重な体験として、相手に「よろしく指導お願いします」と頼んだ方が得策だと、最近思うように成りました。なにせ此方はタダでソフトとの対局を学べるわけですからね(笑) 囲碁は常に柔軟な対応が出来る人間が、棋力を伸ばせていける事は確かです。何時までも一つの考えに拘って居ては新たな可能性を見つけ出せはしません。 此方は正々堂々としていれば文句は言われず、相手の囲碁ソフトの能力を無料で学び取らせてもらえるのですから・・・今まで自分に見えていなかった新しい石の打ち方が有ると言う事に気づかさせてもらえるやもしれません。 |
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《PANDA村のコラム②》女子は潰しが効くから 写真は元院生経験者の小川賢氏、元・大宮本因坊位の高橋氏、埼玉県下の強豪として名前の通っている吉松氏が並んでいる処に、現・早稲田大学囲碁部の齋木果穂ちやんがこちらへ顔を見せて居ます。爺の私は後ろ向きで何かパク付いてるところ。真中にいるのは果穂ちゃんが連れて来た男の子で、囲碁がめっぽう強いとの事ですが、まだ私とは打ってないのでどれほど強いかは解りませんけれど・・でも、強いとのお墨付きは小川氏も言っていたから強いらしい事は確かだと思う。 此の飲み会の席に私が顔を出したのは、古い事を知っている吉松氏から、今を時めく井山祐太七冠の師匠・石井邦生九段のその師匠である「刧の細川」という関西棋院総本部の重鎮・細川千仞九段の話を聞くためです。 この細川千仞氏の子供さんが弘本勝枝さんと言って、平成5年から6年にかけて埼玉県の女流名人位を獲った人で、所沢にお住まいの方である。井山祐太七冠は言わば細川千仞氏の孫弟子にあたる関係図と為っている訳だ。 私は埼玉県下で女流名人位を連覇した女性のその後の事が知りたくて、其の時期色々と資料を集めて居たから、昔の事に明るい吉松氏の話を聞きに来た訳だった。 そんな話を聞いているうち、齋木果穂ちゃんにチョットした相談事を持ちかけられた。 いま世間の景気は良くなりつつあるらしいけれど、やはり女が自分の力だけで大手をふって仕事に打ち込める職場はそうそう容易くは見つからないと言う話だそうで、何かご存知でしたらいい仕事有りませんか?と言う事に話が進んでいった。 齋木果穂ちゃんは早大付属本庄高校に居た時、平成25年から27年まで女子部で個人優勝を遂げている兵(つわもの)である。今は実兄のいる早稲田大学の囲碁部に所属して日夜囲碁の腕を磨く事に余念がない。 彼女は小川賢氏が主宰している小川研究会に顔を出しては其の腕をさらに磨いていると聴く。 まぁ、小川賢氏は彼女の師匠に当たるらしいと私は見ているのだけれど、小川氏もすでに教員職を辞した身で、果穂ちゃんが言う処の職場環境に近い勤め先の様なものに心当たりがとんと無いと残念がっていた。その流れの話が私の処へまわって来た訳なのだ。 私は果穂ちゃんに幾度も囲碁でねじ伏せられてはいるけれど、果穂ちゃんの生活まで責任を持たねばならない様な関係でも無いので、「うーん・・心当たりが無いな―ぁ」と言ってしまえば良かったけれど、否否待てよ??と思いなおして、「果穂ちゃんの囲碁のキャリアにもう少し箔を重ねれば、女の子は囲碁のインストラクターとして、充分に喰っていけると思う」と、稲葉女史が経営しているRANKAやDIS等の囲碁サロンの女のインストラクター達の働きぶりを話してあげた。 この二つのサロンに努めるインストラクターの人たちは、皆過去に輝かしい勲賞を引っ提げて稲葉女史の門をたたいている人たちばかりだ。 私は囲碁が何よりも好きだと言う果穂ちゃんに、プロに成れずとも女だからこそ、男子よりも恵まれた収入を得られるインストラクターの話を聴かせた。その為の条件として、早稲田囲碁部の女子キャプテン位には絶対成りなさいと注文だけは出しておいた。 いま、早稲田大学の元・囲碁部キャプテンとしてインストラクターをしている笹子理紗さんは、囲碁愛好家で有ればみんな知っている顔である。 兎に角、今の囲碁人口のほとんどが、私の様なジジイ層なので、女子インストラクターは男のインストラクターよりも持て囃されている。 インストラクターに囲碁の手ほどきをお願いする様な客層は高い料金を支払えるだけの生活をしている事も考えておいてよい訳だから、決してそんな仕事ではないと言える。 お酒を飲みながら話した訳だけれど、けっして不真面目な話を聞かせた訳ではない。 齋木果穂ちゃんが、これで棋力向上に今以上に精を出し、名の有る打ち手となれば、私の話した事も嬉しい展開へと進むかもしれない。 「早稲田大学・囲碁部キャプテン・齋木果穂」 此の札が大学の囲碁部で発見される日が来る事を私は願うばかりだ。 頑張れ! 果穂ちやん!! |
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《PANDA村のコラム》夫婦で共稼ぎ 写真は蕨市にある平田碁会所の席亭・信子さんとプロ棋士・穂坂繭三段のツ―ショットです。 穂坂繭さんはプロデビューする前は、この信子さんの碁会所で腕を磨いていた時期が有り、信子さんはチョットした母親代わりの時期が有ったのだとお聞きしました。 繭さんと言えば、最近旦那様の先崎学七段氏(将棋プロ)の体調が芳しくないとのうわさが世間に流れており、先崎プロが将棋の対局場にめったに姿を見せず少し心配の処では有ります。 さて、先日私が平田碁会所に顔を出した時、棋士どおしのご夫婦って何組ぐらい居るのだろうか? と言う話野次馬的な話で盛り上がりました。 調べてみると・・・ 御夫婦なのに別姓を名乗っている夫婦と、けっこんして同姓に直っている御夫婦の2種類が居ます。 例えば、張九段と小林泉美六段、溝上八段と加藤啓子六段、依田紀基九段と原幸子四段等。同姓では、小松英樹九段と英子三段、羽根直樹九段としげ子初段、岡田伸一郎八段と結美子六段等が居られます。 結構職場結婚的な要素が強い世界何ですかね? それとも、出会いの場が狭いと言うのが囲碁村の特徴なのかしら? こうしたご夫婦どおしでペア碁の大会等に出場した場合、御夫婦だけに息がピッタリで上手く石が打て、負ける事が無いのでしようか? 逆に、ご夫婦と言えども、お互いプロで有る以上いつかは対戦する場面が訪れる訳で、勝ち負けはどう言う要素で決まるのか、我々素人が知りたいところです。 チョット前に、井山祐太七冠が将棋界のマドンナと結婚され、それを鳴り物入りでマスコミが報道しましたが、職場環境の違いで離婚に至った(離婚の理由は建前らしいですが・・真相は知る由も有りません)ことがニュースとして流れ、今は夫が囲碁棋士で妻が将棋棋士という組み合わせは有りません。変わったところでは、作家と棋士という組み合わせも有ります。囲碁界のマドンナだった小川誠子六段の場合がそれです。とても良いおしどり夫婦ですね。職場環境が違うので話の輪が広い事が夫婦の会話にバリエーションを持たせてくれるのではないかとも推察出来ます。 囲碁棋士のご夫婦が対戦する場合、先程も書きましたが、対局結果で家庭生活にわだかまりなんかが出来たらそれは悲しい事に為るのかどうか、是非とも知りたいです。悪趣味ですが・・・そうした悲しい場面に至らない様に、結婚式の場で誓いの言葉を神の前で述べる際、「お互いを労わりつつ勝負はジゴにする事を誓います」の一言を入れておくのはどうですかね(笑) 私みたいな下手な碁打ち人は、プロには恐れ多くて話しかける事も出来ませんから、せめてプロではないセミプロ的なインストラクターのご夫婦に、こうした話を何時か聴いてみようと思っています。 九州男児の永代和盛さんの処も、奥さまが有名なインストラクターですから、聴いてみても怒られないかも? えっ? そんな失礼な話をしたら、川崎に有る「永代塾」に出入り禁止を喰らうぞ! ですか・・・? ヤッパリ止めときますか! でも・・知りたい疑問の一つではあります。 |
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